「ガンプラ」
一度は聞いたことがあると思います。
ワタクシは、小学生時代に300円とか500円とかで販売していた記憶です。
初代ガンダムのプラモですね。
当時は色々と購入して作っていた記憶があります。
そして、ガス銃の的にして破壊して遊んでました・・・。
そんなワタクシが25年?以上ぶりにガンプラのRG(リアルグレード)を作ってみたいと思い立って、購入した次第です。
このRGも、発売から10年以上が経過しましたね。
発売当初から作ってみたいと思っていました。
PGが出た時も、作りたい。と、思っていたのですが、高くて手が出せず・・・。
そんなRGを、ようやく手に取って作ってみようと思った訳です。
しかし、ワタクシはプラモ上級者ではありません。
バイクや車のプラモ(主にタミヤ製)を作ったり、ラジコンを作ったりミニ四駆を作ったりはしていましたが、塗装にこだわったりパテ埋めしてパーツの隙間を埋めたりした事はありません。
ただただ「作っていた」だけです。
いわゆる「初心者」ですね。
そんなワタクシが「リアルグレード」に挑戦してみました。
その「準備」と、実際に作った時に「必要」と、感じたことを書いていきます。
作る過程は別記事にて書く予定です。
「RG(リアルグレード)」は難しい?
ガンプラと言えど、HG・MG・RG・PGなど、色々と種類があります。
その違いは、他の方にお任せするとして、一般的にRGは初心者向きでは無い。なんて言われてますね。
そう聞くと「難しい」と考える方が多いと思います。
しかし、難しいと言っても、ガンプラの種類と同じで違いがあります。
- レジンキットみたいに、作ること自体に技術が必要で難しい
- 説明書が詳しく無く、想像力と経験が必要で難しい
- 色々な道具が必要で難しい
- ラジコンみたいに調整が必要で難しい
などなど・・・
では、RGは難しいのでしょうか?
ワタクシが作った感じで言えば、難しくない。
です。
難しく無いですが「面倒」との言葉が的確だと思います。
RGは、
関節の稼働範囲が広くて、ギミックも盛りだくさん。
塗装しなくても素組みだけでも見た目も抜群。
大きさも程よく、お手頃価格。
その分、パーツ点数は多く、パーツ自体が小さくて、老眼のワタクシには辛かったりします。
パーツが小さくて、組立て難い。
ランナー(パーツがつっくいてるプレート)から切り取るときに、必要な部分も切ってしまう。
パーツが飛んでいって行方不明になる
この辺りが「難しい」と言われる所以かもしれませんが、作ること自体は、説明書通りに進めば簡単だと思いますよ。
根気と時間は必要。
何を難しいと感じで、簡単かと感じるかで違ってきますが・・・。
しかし、説明書がしっかりしていてわかりやすい!!
これは、作るに当たって一番重要だと思います。
このあたりは、流石のバンダイです。
イラストとパーツが一致しています。
じっくりと説明書のイラストとパーツを見比べたら、間違うことはありません。
なので、「難しい」と言ってる方は、どちらかと言うと「プラモ上級者」って感じがします。
なぜか?
塗装やゲート処理、墨入れなどが細かいからです。
何となくですが、そんな感じがします。
ただ、ワタクシが「難しい」と感じる点が1点あります。
それは「デカール(シール)貼り」
これは、諦めましょう・・・。
小さ過ぎる。
必要な道具
あれば便利な道具と、必ず必要な道具があります。
しかしながら、究極を言うと「何もなくても作れる」です。
作っていて思ったのですが、昔のプラモと違って「柔らかい」のです。
そして、昔は必ず必要だった接着剤が必要ないのです(RGね)。
ニッパーでランナーからパーツを切り取るとき、昔は「パチン」って音と共にパーツが切り取られていました。
それこそ、RGのパーツの大きさで考えると、昔だったら切り取った衝撃で絶対に折れたり割れてしまうぐらいでした(特にガンダムの頭に付けるアンテナ)。
しかし、RGを作った感想で言うと本当に柔らかいのです。
その為、パーツの破損率が低くて「簡単」とも言えます。
そして、パーツが柔らかいので、究極は「手で切る(千切るとも言う)」事もできます。
完成度は度外視ですが、家にあるハサミだけでも作れます。
あと、爪をヤスリ替わりに使って、ゲート(バリ)処理ができます。
案外、初心者(ワタクシ)は、道具を使うより、ゲート(バリ)を爪で削ってあげた方が綺麗に出来たりします。
でも、それだとテンションが上がりませんよね。
これを踏まえて考えると、ワタクシの中で必要な道具は
- ニッパー
- カッター(デザインナイフ)
- ピンセット
この3点は必要ですかね?
ニッパーですが、RGを作るに当たっては100均のニッパーでは厳しいかなと。
ニッパーは工具です。
工具の価格はピンキリです。
なぜ高いか?
ニッパーで言うと、刃の厚みが薄かったり、切れ味が良かったり、刃が交わる?合わさる面が均一で、切り取った面が真っ直ぐになったり、持ちやすさが違ったりします。
使用用途で道具自体の大きさも決まってきますが、RGを作るに当たっては、大きなニッパーは必要ありません。
どちらかと言うと、小さめで先が長くて刃が薄いニッパーが必要です。
100均では難しいです。
そして、その条件をクリアするニッパーは高かったりします。
ワタクシは、RGを購入するに当たってニッパーを購入しました。
これです。
ニッパーで定価が約2,000円です!!
たっけ〜!!って思いながら購入したのですが、切れ味抜群でびっくりです!!
流石に「プラモデル専用」だけあります。
上級者御用達の「ゴッドハンド」なるニッパーもあったりしますが、5,000円以上したりします。
さらに使いやすくて、切れ味も抜群なのでしょうが、流石に・・・。
しかしながら、アマゾンでのレビューは悪かったりします。
ワタクシが初心者すぎる?
プラモを作り続けている方にすれば、イマイチ?
ニッパーを比較したことが無いワタクシは「すごくよく切れるニッパー」なのですが・・・。
懐に余裕が出てきたら、さらに凄いニッパーを購入して比較してみたいですね。
まぁ、ワタクシレベルのプラモ初心者には十分な性能です。
プラモを買った家電量販店で売ってたニッパーを買っただけですが・・・。
これを買えばよかったな~って思う感じですが。
あとは、ピンセット。
RGはパーツが小さいのです。
ピンセットがあった方が便利です。
無くても問題ないですが、これは100均で購入して持っていれば便利です。
そして、カッター。
これは、ゲート処理に使うのですが無くても問題ないですかね。
今は100均で、デザインカッターが売っているので、プラモ用としてカッターを購入するなら、デザインカッターを購入した方がいいと思います。
あと、あれば便利かな?は、ヤスリですね。
これも、ゲート処理に関わるのですが、クオリティアップを考えているのであれば必要です。
しかし、これはデザインカッターにも言えますが「諸刃の剣」です。
綺麗にしようとカッターで削る。ヤスリで削る。
まぁ、失敗します。
初心者あるあるだと思います。
必要以上に削ったり、キズが付いたり・・・。
難しいですよ。
そこで活躍するのが「ツメ(爪)」です。
自らの指のツメを使って削るのです。
これが案外、綺麗に出来たりします。
ある程度、ゲートを切り取った状態での話ですが、白化といわれている状態をかなり改善できます。
爪でガリガリやりましょう!!
ゲート処理と白化とは?
この記事内でも「ゲート処理」と「白化」との言葉が出てきましたが、これって何なの?です。
ゲート処理とは、ランナー
これです。パーツを切り取る前の状態です。
この枠からパーツを切り取るのですが、パーツと枠が繋がっている部分が「ゲート」と呼ばれています。
赤マルの所の突起した部分です。
切り取る時に一気に切り取ると、プラスティックに圧力が掛かって白くなってしまいます。
下敷きとかを二つ折りにした時、割れずに折り曲がった部分が白くなりますよね?
そんな感じです。
なので、上の写真のように枠から切り離す時、パーツから距離を置いてカットしてから、パーツの断面にニッパーを当てがって無駄な部分を切り取ります。
しかし、
こんな感じで白くなります。
これが「白化」と、言われる状態です。
高級ニッパーで切り取れば、こんな状態にならなかったりするみたいです。
これを綺麗にする作業が「ゲート処理」です。
まぁ、組み立てに支障をきたすバリが残っていれば別ですが、組み立てるだけを考えると、ゲート処理する必要はありません。
どれだけ綺麗に作るか?
だけの問題ですかね。
素組みの場合は完成した時に目立ったりするので、ある程度、プラモを作った人にとれば「どうにかしたい」と、考えると思います。
そこで、高級ニッパーを購入するか、ヤスリなどで加工するかです。
ワタクシは、購入した「高級」ニッパーでカットした結果がこれなので、これを処理してみます。
ゲート処理
はっきり言って「面倒」です。
そして、一歩間違えれば、余計に汚くなります。
そして、パーツが破損したりします。
もし、ここまでやりたい。
と、考えるなら、初めは数百円で購入できるプラモを購入して練習すべきです。
いきなり本番はリスクが高すぎます。
ワタクシは初心者なので「ある程度」で、満足ですし、作る過程やギミックが好きなので、全てにおいてゲート処理をしている訳ではありません。
一例です。
前出した赤色のパーツの白くなった部分を削っていきます。
使用するのは100均で購入した、スポンジやすりです。
これの1000番を使います。
荒い番手を使うと一気にパーツが削られてしまい、最悪、パーツがスカスカになって組み立てが出来なくなります。
初心者にはリスクが高いです。
面倒でも、ちょっとづつ削って作業します。
これは「バリ」の程度によって番手は変更します。
で、削った結果がこちら。
白くなった部分を削ったので、赤色が表面に出てきました。
これで、組み上げた時の見た目がよくなります。
しかし、大変です・・・。
慣れの問題と、使う道具によって時間と精度が左右されますが、初めてプラモを作る方や、細かい作業が苦手な方はやめておいた方が無難です。
「作る」事に関しては、はっきり言って「無関係」ですからね。
あくまでも「クオリティ」を追い求める場合です。
パーツとパーツの接合部分の隙間にパテを入れてヤスリで削って、分割されたパーツでは無く、一体成型のパーツに見せる為の作業に似ています。
そこまで作業する人は「上級者」です。
初めは「親指の爪」で、削ってみて下さい。
それだけでもキレイになったりします。
あくまでも参考です。
あれば便利なティッシュBOX
なぜゆえティッシュBOX?
これは、ゲートのゴミを入れるゴミ箱として使っています。
こんな感じで、ティッシュBOXの上でゲート処理をして、そのカスが中に入るようにします。
これをするだけで掃除が楽になります。
また、小さいパーツを落とした時も、この中に入る確率が高くなり探す手間も省けます。
ランナーに番号を付ける
プラモを作ったことが有る方は知っていると思いますが、説明書に「A」とか「B」の〇〇番のパーツを使う。
って、書いてますよね?
こんな感じで「B」のランナーの「1番」のパーツを切り取って下さい。ってやつです。
しかしね、ランナーもいっぱいあって、その記号が書いてる場所もマチマチなのです。
ランナーを探すのにイライラ・・・
そんな時は、100均でマスキングテープを購入して、こうしましょう!!
ランナーの端にマスキングテープを巻いて、サインペンで番号を書きます。
これで、ランナーの記号がすぐに分かります。
イライラ解消で、探す時間も短縮できて精神的に安らぎます。
「ランナー立て」なる商品も販売されてますが、これで十分です。
最後に
プラモ(模型)作りの形も色々です。
塗装も本格的にしたり、アニメに忠実なカラーリング・パテ盛りして造形したり、オリジナルのパーツを作ったり・・・。
楽しみ方が色々とあります。
それ故に
「正解は無い!!」
のです。
好きな物を作って、それを自分で批評したりレビューしたりブログを書いたり知り合いに話したり・・・
作りたい好きなプラモを、今ある道具を使って、自由に楽しみましょう!!
ではでは・・・
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