以前に取り付けしていたHIDが、かなり昔に切れてハロゲンランプの状態(ノーマル球)でした。
そのHIDも激安の部類に入りますが、一応、日本のメーカー?です。量販店でも取り扱っています。しかし中国産。工場にはこだわっている。とメーカーの方は仰っていましたが、見た目は他の中国産と同じでした。他社(中国の)が同じ工場の商品を仕入れて販売していたのかは不明ですが、そのH4の6000Kを取り付けしていました。
寿命は長く、6年ぐらいは使用できました。
なので、故障では無く球切れと判断して、数年はハロゲンバルブで過ごしていたのですが、歳のせいか、ハロゲンの暗さに疲れてきた為、購入に至りました。
激安HID H4の内容物をチェック
昔はHIDは非常に高価で、欲しくても我慢だったのですが、今は本当に安くなりました。HIDではなく、後付けLEDのH4タイプでも、PIAAなどの有名メーカー品が2万円も出せば購入できるのですね。
すごい時代です。
今回は通販で購入した約3,500円のHID H4 55W コンバージョンキットです。
明るさではHIDの方がLEDより優っている。はず。なので、HIDを選びましたが、何をもって明るいのか?の判断基準では色々と議論がありそうです。
パッケージ
パッケージの裏表です。
届いた時はダンボールでは無く、ちょっと頑丈な紙袋?みたいなのに入っていたためか、パッケージが上から潰された感じになっています。
バーナーは大丈夫か?と不安になりながら開封です。
開封状態
この写真は、届いてから箱を開けた状態で、手は付けていません。
印象としては、雑に入っているな〜。でした。まぁ、値段が値段なので特に不満もないですが。
それなりの価格帯の商品は、配線類は全て結束されています。その辺りが無いのは、コストダウンなのか?
取り扱い・取り付け説明書
まぁ、普通です。
しかし、このHIDキットにはリレーハーネスが付いてません。ですが、2枚目の右側には、バッ直で電源を取るためのリレーキットの取り付け方が載っています。汎用説明書ですね。
しかし、55WのHIDでリレーハーネスが不必要なぐらい、バラストやイグタイナーの安定性が向上しているのか不安です。
バラスト
バラスト本体です。
裏側のステッカーに注目です。
「Made in Japan」
ほんまかよ!!
販売元には申し訳ないですが、とても日本製で、この価格で出せるとは思いません。
以前に聞いた話ですが、海外である程度の過程(最終段階)まで作り、最終的な仕上げのみ日本で行う。これで立派な「Made in Japan」として販売することがある。と。
ステッカーが「Made in Japan」なのか?
このHIDがそうだとは言えませんが、怪しい物です。
激安で購入している訳なので、日本製では無い事は当たり前だし、逆に「Made in China」って書いてる方が信頼できる。と言うか、日本メーカーでも純粋な「Made in Japan」って少ないのでは?
取説の一部で、「車両側のH4カプラーへ接続する」と説明するべきところを「車の穴に入れる」と書いてる時点で笑いそうになりましたが…。
イグナイターです。
カプラー内のピンです。
酷い物だと、このピンが曲がっている物もありますが、これは大丈夫です。
ハーネス
イグナイターと純正カプラーへと繋ぐハーネスです。
バーナー
プラケースで保護はされておらず、裸状態で入っていました。
購入前に、色々と激安HIDを見ましたが、ネット上でのバーナーは、ほぼこれと同じ物かと推測します。
ここの商品がオリジナルというわけでは無く、同じバーナーをキット内容として入れている。という事です。
正直、良いものとは言い難いですね。
安いので仕方ないですが。
バーナー部分と台座部分を切り離す場所の目印です。
回して取り外します。
これも、一つは良かったのですが、一つが固着してる?本当に回るの?ってぐらい固かったです。
取り付け時は、台座部分を先にヘッドライトユニットのH4バルブを固定するハリガネ?へ取り付けするのですが、この固さだと、バーナーを固定するために回すと、車両側のユニットが壊れそうです。
外した状態です。
2本のバーナーです。
右側の電極ですが、保護チューブに入る部分にハンダの塊り?みたいなのが付いてます。切れたから繋げたのか「そういう物」なのかは不明。
そして遮光板の長さも違っており、発光部分へのかぶり違いが、かなりあります。
下側へ光がいかないようにする遮光板なので、ロービームの時の影響が左右で違ってきますね。
グレア問題に関わります。
そもそも、後付けHIDなのでグレア問題は仕方ないのですが、激安HIDは特に酷いと言われているのは、この遮光板の問題ですかね?
とりあえず以上です。
問題点ばかりだったかもしれませんが、価格を考えれば仕方ないですね。
品質云々よりも、この価格でこれが購入できる事が驚きです。
ある意味、感謝です。
「お金を出している以上はしっかりとした商品でないと許せない」とお考えの方にはお薦め出来ません。
本来の価格帯よりも安い商品は、安いなりの理由があるのです。
特に車のアフターパーツは、純正品で考えられて設定されている所に、同じ形状だけど構造が違う物を取り付けする訳です。
純正品と同じ結果を求める事自体が難しいです。
なので、いくら高価な商品でも、その商品の品質が良いのであって、純正と同じ結果が出る保証代金では無い事を自覚しておきましょう。
そうで無いと
「クレーマー」
扱いされます。お気を付け下さい。
次回更新ではつるし状態で取り付けした結果を追加します。
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