「ちいさなメカトロメイト」にハマってるワタクシです。
そんな中、いろいろな表情を作りたいと思ったのです。
ボディはそのままで、顔の表情だけを変えることができたらメイトくんを添えて写真を撮ったときに面白いだろうな〜って考えた次第です。
しかし、フェイスパーツが欲しいが為にキットを購入すると懐具合が厳しいのです・・・
それに新しいボディを手にすると「新しい色」で作りたい欲望にも駆られてフェイスパーツが余ることはありません(今後は増殖させる予定ですが)
って事で、どうにかフェイスパーツを複製できないかチャレンジしてみました。
ダイソー「おゆプラ」
ダイソーで販売している「おゆプラ」です。
以前は「おゆまる」って名前だったみたいです。
商品名が違うのでメーカーが違う可能性大です。
こちらを使用します。
実は娘がレジンでキーホルダーやアクセサリーを作ってたりして、YouTubeで見たこちらの商品を以前に購入して何やら型取りをして作っていました。
それで知った商品です。
その時にパーツの複製ができるんじゃね?って思っていたのですが、パーツの複製って型取りをして型に張り付かないように剥離材を塗布してパーツ原料を流し込んで硬化するまで時間を置き、パーツを取り出したら型の調整(バリ取りなど)をして色々な工程を経て出来上がる・・・
メンドーな作業って印象です。
しかし、フェイスパーツを手に入れたいワタクシは今回ばかりは調べてみました。
すると「簡単にできる」って感じの記事が多くあったのでチャレンジしてみました・・・
チャレンジしたのですが「簡単」ではあるのですが「簡単では無い」って感じです・・・
まぁ「難しい」とも違うかな〜?
手間がかかる?メンドー?コツがいる?経験が必要?
それを総じて言うと「難しい」って事かもしれませんが、作業自体は「難しい」ことは無く「簡単」なんで、なんと言ったものか・・・
肝心の「おゆプラ」は、熱湯に入れると柔らかく粘土みたいになり常温になると硬化する(と言っても弾力性はあります)商品です。
グルーガンみたいな感じですかね?
グルーガンだと熱すぎて型取りできないし、冷えて固まる時間が早いです。型取りはできなくは無いとは思いますが、めっちゃ大変だと思います(やったことは無いですが)。
この商品を使用してパーツの型取りにチャレンジです。
準備編
準備するものは少ないです。
- お湯
- 紙コップ
- つまむもの(割り箸など)
- 小さなケース(あれば便利)
ぐらいです。
ワタクシは当初、紙コップではなく塗料小皿でチャレンジしました。
小さなパーツで使用量も少ないから大丈夫だろうと・・・
全くダメでした。
お湯がもれるし「おゆプラ」もすぐ冷えて柔らかくなりませんでした。
画像のケースはピルケースで同時にダイソーで購入しました。
「おゆプラ」の保管ケースと、作った型を入れることができるかな?と思い・・・
上段と下段に分かれて入れることができます。
下側は小分けになっているので、3分割して入れました。
上段には半分に切って保管です。
このケースは不要ですが、別の使い用途も考えていたので購入しました。
型取り(1回目)
「おゆプラ」を小皿に入れて行いましたが、小さ過ぎてどうにもならなかったので紙コップで行っています。
また、初回は紙コップに熱湯を入れて、その中に直接「おゆプラ」を投入したのですが、これもできる限りなら止めた方が無難です。
柔らかくなった「おゆプラ」がコップにベッタリと張り付いて取り除くのに苦労します。
大きめのスプーンに入れてお湯に投入するか、割り箸で挟んだままお湯に浸すなどで対応するをオススメします。
ワタクシは用意していた竹串をブッ刺して(2個までは刺せました)紙コップに当たらないようにお湯に入れました。
直ぐに柔らかくなるので保持するに疲れることもありません。
柔らかくなれば丸めてパーツに押さえつけます。
火傷に注意しましょう。
こんな感じです。
これは失敗ですかね?
3分割した「おゆプラ」を2つ使用したのですが少な過ぎました。
最終的には3個(1本)使うのが、ワタクシの方法では最適となりました。
2分割にしてパーツを取り出せるように、まずはこの状態で固まるのを待ちます。
その時、パーツに被ってる部分を指で押し退けて平面になるように作業します。
初回は「おゆプラ」同士で貼りつく可能性を考えてクリアファイルを切って間に挟みました。
くり抜いてマスキングテープで固定します。
ただ、この間にクリアファイルを挟む方法は2・3回目からは行っていません。
シリコングリスを間に塗って対応しました。
そのままでも大丈夫かもしれませんが固まった後に分割する際、千切れる可能性があります。
反対側は多めに「おゆプラ」を使用したのですが、多すぎました・・・
で、固まった結果がこちら。
目の部分がちょっと浅い感じがします。
こちら側は上手く出来た気がします。
これで型取りが出来ました。
後はパテを入れてパーツが出来るか試してみます。
使用したのは有名な「タミヤ エポキシパテ」です。
価格もお手頃で手に入れやすいパテですね。
2剤を同量混ぜて硬化させます。
使用した感想は、扱いやすいですが硬化までの時間が長い事が欠点ですかね?
初めてなので分量が分からずに適当に切って使用しました。
色が均等になるまでまぜまぜして型に押し付けて放置です。
硬化後、型から取りだします。
やはり目の部分の溝が浅いですね。
しかし、初めてにしては上手く出来たと感じたのですが・・・
バリを切り取り削りの繰り返し・・・
パテが多すぎて分厚くなりすぎた。
フリーハンドで押し付けた型取りなので、目の部分の溝が浅くなりすぎた。
が失敗の原因かなと考えました。
パテの量は調整で解決できますが、目の溝の深さは毎回掘っていくのは面倒です。
そして、パーツの厚み分のクリアランスが有るので、パテを入れた時の左右の位置決めが偏ると、どちらか一方が分厚く片方は薄すぎるって結果が見えます。
デザインナイフで切ったりヤスリで削ったり・・・
裏面も分厚くてクチバシの突起との関係で、かなり削って時間をかけて頑張ったのですが・・・
パテの量を調整すればOKかもしれませんが、挟み込んだ時のパテの「逃げ道(ゲート?)」を作っていないので、結局は分厚いパーツになってしまう未来が見えたので、型取りのやり直しを行いました。
型取り(2回目)
1回目の反省を踏まえて2回目の型取りです。
準備編でも書きましたが、ケースの「別の使用用途」が出てきます。
当初から考えていたのですが、フリーハンドで作業できるならお手軽なので1回目は使用しませんでした。
これが使用用途です。
フリーハンドでパーツを押さえつけると、柔らかい「おゆプラ」は縦横無尽に伸びていきます。
これではしっかりとした「型取り」が出来ないので、逃げ場を無くすために囲う必要があります。
その「囲い」の用途で、パーツの大きさを考えると丁度いい大きさと考えて、このピルケースを購入した次第です。
で、結果は上の画像です。
1回目とは違って、かなりしっかりとパーツを押さえつける事が出来ました。
取り出す時はケースに貼りついてるので、竹串の先端を四隅に突き刺してユックリと持ち上げました。
力を入れて取り外そうとすると「千切れる」ので、圧をかけて放置。ゆっくりと自然に外れていくので待ちます(言葉で表現するのは難しですが・・・)
今回は目のミゾ部分もしっかりと型取り出来た気配です。
横から見ると、パーツの平面以上に盛り上がっています。
また、パーツの厚みの部分にも被っているので取り除いていきます。
余剰部分を取り除くと共に、被せる片側と位置がずれない用にと考え、パーツ縁上部を斜めに切り取り、もう片側の方がズレないように加工してみました。
片側も同じようにケースに「おゆプラ」を入れて型取りを行った結果です。
正直、これで「成功だ!!」って思ったのですが・・・
失敗しました・・・
その失敗に気付かずに1回目の教訓を生かして、パテの逃げ道を作りました。
フェイスパーツのダボの部分を利用して、そこからパテが逃げるように穴を開けたのですが・・・
「おゆプラ」が弾力性のある「ゴム」って感じなので思ったように穴が開かずに「極細穴」になってしまい、一度のパテ造形で穴が埋まってしまった・・・
これも失敗の一例ですが、本格的な失敗は・・・
分かるでしょうか?
本来は奇麗なラウンドを描くハズですが抉れています・・・
この失敗の原因は、パテの「逃げ」と同じく「おゆプラ」の空気の逃げを作っていなかったのが原因です・・・
ケースにいれて圧が掛かるようにしたのは成功なのですが、反対側を押し付ける時にケースいっぱいに「おゆプラ」が入っており、先に作ったケースと同じ大きさの物が上から押さえつけられているのです。
「おゆプラ」自体は柔らかくなってるので、ちょっとした逃げ場からはみ出てきますが「おゆプラ」同士に挟まれた「空気」の逃げ道がなく空間が出来てしまった結果と考えました・・・
まぁ、削ってしまえば問題ないし2回目をそのまま破棄するのも勿体ないので、この型での結果を見てみました。
1回目に比べてパテの量を少なくしたので、はみ出たパテは少なめです。
これでも多いと感じましたが・・・
パーツの厚みもほぼ均等に出来ました。
「成功では?」
と思ったのですがダメでした。
目の部分が全然ダメじゃん!!って思った方、正解です。
パテが硬化したと思って型を外したのですが、全く硬化しておらずに「びよ~ん」って伸びてしまって・・・
そっと閉じましたがダメでした・・・
これが「失敗」では無いのですが・・・
裏側の厚みが有りすぎ(空気が入った部分)なのと、やはりパテの逃げ場が無くなってしまってパーツ自体が分厚くなりました。
1回目に比べると切ったり削ったりの調整は少なかったですが、何度も作ることを考えると却下です。
って事で、その失敗を踏まえて3回目に突入です。
型取り(3回目)
3回目に突入です。
初めに出すべき画像?
3回目でようやく写真を撮りました。
作業してると忘れてしまうんですよね~。
画像では竹串で2つの「おゆプラ」を刺してますが、これも結果的にはオススメできません。
竹串に刺す事はイイのですが、2つを重ねて熱湯にいれると重なり合ってる部分が柔らかくなり難いのです。
その為、一つずつ竹串に刺して熱湯に入れた方がいいです。
再度ピルケースに入れて型取りです。
数分で冷えるので直ぐに次の作業に取り掛かれます。
2回目もフチを切り落としたのですが、今回はもう片側の型取りをした時に「おゆプラ」が逃げやすく(空気が抜けやすく)する為に、かなり切り落としました。
もう片側の型取りです。
今回はピルケースに柔らかくなった「おゆプラ」を投入して型取りせずに、一度、裏側にお湯プラを空気が入らないように押し当ててからケースに入れて圧をかけました。
で、パテの逃げ道を作る為に針金を一か所設置しました。
本当は2箇所か3箇所に設置したかったのですが・・・
出来上がったのがこちら。
片側のフチを多めに切り取ったので、いい感じに囲い?ができて位置決めもできます。
少しパーツに被ってしまってるので除去して、パテ逃げ穴も穴をしっかり確保して完了です。
ではパテを入れていきます。
今回は前回に使用したエポキシパテでは無く、新たに購入した「タミヤ 光硬化パテ」を使用します。
この「光硬化パテ」ですが、なんと硬化時間は数分と言うハイスピード!!
そして、使用して感じたのですがエポキシパテの粘土みたいな感じでは無く、液体ペースト状な感じで扱いやすいです。
この商品です。
光を当てると(太陽光・蛍光灯など)硬化するので、黒い袋に入っています。
使用後はこの袋に入れて保管しましょう。
初めての使用の為か、オイル?みたいなのが一緒に出てきました。
しかし、取説では早ければ1分で硬化が始まる。との事だったので、初めての使用と1回目のエポキシパテのように量が多すぎで失敗したくなかったので少な目で行いました・・・
少なすぎて失敗・・・
ちなみにLEDライトでも硬化しました。
でも、硬化が早い為に失敗しても直ぐに次に取り掛かれます。
これは有難いですね!!
パテの逃げ道も一応は機能してるっぽいです。
このパテ、好きです。
硬化すると本当に「プラスチック」って感じで面白いですね。
それに、上の画像のように薄い部分(バリ)と厚い部分との差があると「パリッ」って簡単に切り離せます。
2日目のチャレンジです。
今回もパテが少なかったみたいで、一部が薄くなっています。
なかなか上手くいったのではないでしょうか?
バリの部分は手でパリッと取り除いただけです。
パテの量が少なく「失敗」してるので、気にせずにデザインナイフでザックリと調整しました。
ガツンとみかんのミカンに見えますが、今までで一番すき間がなく(裏側は削っていません。縁を削っただけです)上手くできました。
もう一度、パテを多めに入れて挑戦してみます。
これが今までの型と結果です。
型自体の形で見ると2回目が綺麗ですね。
さて、次のパテ多めでどうなるか・・・
右目の部分の型取りが上手く言ってませんが、かなりいい感じで出来上がりました!!
バリを手で除去したのみの画像です。
これをパーツに当てがってみました。
未調整でここまできました!!
とりあえずは型作りはこれで終了して、次は本格的に加工して実際に使用できるかを試していきます!!
これで失敗を気にする事なく顔をイジることが出来ると思うと楽しみです!!
ではでは・・・
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