任天堂ディスクシステムのベルト交換とヘッド調整

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商品レビューに関しまして、メーカー様や代理店様から商品提供を受けての記事もございます。
そのような記事は冒頭に「商品提供の記事」と記載するようにしておりますが、他の私の自腹購入での商品レビューと特に変わらない感想を素直に述べる事を信条として書いています。
ぜひ、参考にしていただければと存じます。

前回、ファミコンのAV化にチャレンジしました。

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今でも何個か作って自分なりの最高の一品ができるまでハンダの練習も兼ねて頑張っています!!
そこで、ディスクシステムです。
ディスクシステムはワタクシ自身は当時は持っていなく憧れていました!!

特に「謎の村雨城」「パルテナの鏡」

これが好きでした!!
他にもいっぱい有りますが・・・

そんなディスクシステムの復活作戦です!!

目次

ディスクシステムのベルトとは?

今の時代は「ディスク」自体が少なくなってきてます。
また、Blu-rayなどの光学ディスク?などではなく「磁気ディスク」と呼べばいいのでしょうか?
そのデータを読み取る為にディスクの読み取り部分が前後に動きます。
レコードの針が動く感じですね。
その読み取り機を動かしてるのがゴムベルトです。

ゴム

なので、経年劣化で固くなるし切れます。
ディスクシステムは古い機械なので、現存する本体の殆どが切れてると思います。
切れてなくても硬化状態で何回か作動させると切れると思います。
その為、交換が必須になります。
本体自体の故障は昔の商品の為か、物理的故障は少ない気がしますが何とも言えません・・・
ただ、その「ゴムベルト」も製造から何年も経過してるので純正品は手に入りません。
ほぼ同じベルトを入手する事も可能ですが「安いけど高い」です。
そこでコレ!!

モビロンバンドと言うみたいです。
「ディスクシステム」「ベルト」と検索すると出てくる定番商品みたいです。
まぁ、必要本数は一体につき一本なので400本以上入ってる商品を購入する必要もないですが・・・
この商品を小分けにして数百円で販売してるのも見かけますが・・・

800円程度です。
失敗する事や切れることも考慮して再購入を考えると安心感抜群です!!
さすがに400回も失敗はしません・・・
購入する際はサイズに注意してくださいね!!

ちなみに・・・

これが無惨な状態の純正ベルトです・・・

これを交換していきます!!

分解

分解と言っても簡単です。
裏蓋のビス6本を外します。

ビスを外して上蓋を取った状態です。
後は電池ボックスの2本と基盤を止めてる2本を外します。
あとは本体?を固定してる4本です。

こんな感じです。
次はコネクターを外します。

ここですね。
固着して固い場合もありますが配線が切れないように注意して外します。

この状態にします。
お次はフロントパネルと上部の黒いパーツを外します。

フロントパネルはプラスビス2本で簡単ですが、上部のパーツは赤丸のスプリングを取り外す必要があります。
ピンセットで外しますが、雑に行うと飛んで行って行方不明になるので、上側を指で押さえながら下側のスプリングのフックを外すのがオススメです。

めっちゃ小さいので飛んで行けば行方不明確実です。
これは要注意です!!
これは何回目かの作業なので大丈夫でしたが(一個飛んで行って探しましたが・・・)行方不明になったスプリング君も居るので・・・

外れた状態です。
後は・・・

配線をフリーにするために黄色矢印のフック部分をペンチで持ち上げてコードをフリーに・・・

二枚目の画像の配線もギリギリ配線でキツいですが、フックから外します。

で、本体?の裏蓋を外します。

ゴムベルトって何?
って感じですね・・・
イメージとしては・・

こんな感じでベルトがかかってるハズなのです。
この赤線はモビロンバンドの交換に必要です。
ギアを固定してるパーツの足をかわす必要があるので適当にバンドを掛けるとやり直し必須になるので、イメージしておきましょう!!

その前に・・・
純正ベルトの亡骸を除去する必要があります。

赤矢印のベルトです。
一枚目のベルトは簡単に綺麗にできますが、二枚目の金属に固着してるベルトは頑固者です・・・

この無水エタノールと綿棒、後は精密ドライバーのマイナスを使用します。

通販でも購入できますが、近くのドラッグストアなどで価格を確認してからの購入をオススメします。
通販で最安と思って購入したらドラッグストアの方が安かった・・・って事がありますので・・・

その掃除の前にギア部分をばらします。

まずはこのパーツのイモネジを緩めて外します。
完全にイモネジを外してしまうと紛失の恐れがあるのでオススメしません。

ギアを固定してる三本のビスを外して取るのですが、その時に二枚目の赤丸にあるワッシャーを無くさないように注意します。

金属プレートが付いてるギアは抜くだけですが、抜いた軸にもワッシャーがあるので注意です。
次は水色矢印のコマ部分を外すのですが、緑色矢印のギアははずせません。
外そうと思えば外せますが再装着するとき困る可能性があります。
ただ、重なってるので水色コマは真上に引き上げても抜けません。
若干の力業ですが、捻りながら斜めに引き抜きます。
軸のかかりが浅いのでコツさえ掴めば簡単ですが、はじめて作業したときは「割れない?」と不安でした・・・
この状態にしてから掃除した方が簡単です。

金属コマにベルトが固着してたのでドライバーでこじって除去してエタノールでフキフキです。
完全に除去するのは大変なので二枚目程度で終了です。

ベルトを装着するには基盤も外さないとダメなので外します。
この状態にするために先に行ったツメからコードを外す作業が必要になってきます。

この白いコマにベルトをかけるのですが、画像のように遊び(隙間)があります。
一部でモビロンバンドはオススメしない。との発言がありますが、この隙間が原因の一つです。
全長サイズは適合するサイズなのですが、少し幅が小さいのと厚みが薄いのでベルトが回転してる時に、この隙間にベルトが入り込んで空回りする事があるからです。
今の所、ワタクシは大丈夫ですがヘッド調整の最に斜めにして調整をすると外れたりしました。

二回目の登場ですがバンドを赤色のようにかけて、

ギアを戻して本体に固定しますが・・・

基盤に二つ付いてる黒いパーツ・・・
特にここに入る部分ですが、画像のように入ってないと基盤が浮いてしまいます。
あれ?っと思ったら確認してみてください。

すべて元通りにして次はヘッド調整に入ります。

ヘッド調整

ヘッド調整とは?
レコードの針を置く場合はどこに置いても曲が途中から再生されるだけなので問題ありません。
しかし、ディスクシステムの場合は読み取りスタート地点がズレてるとロードに失敗してディスクエラーが発生します。
その読み込み開始地点のリセットと言いましょうか?
その調整を行います。
少しシビアなので再調整が必要な場合があります。
後述しますが、今回は再調整が必要でした・・・
調整方法は一つでは有りませんが、色々と試した結果、ワタクシが一番成功率が高かった方法です。

赤矢印のレバーを奥に押し込んでディスクが入ってない状態にします。
次に黄色矢印のように、時計回りにコマを回していきます。
このパーツがディスクを回転させるパーツですね。
クルクルと回すと・・・

現状位置がどこに有るかで始めは変化しますが、一度赤矢印の方向にスライドしてから黄色矢印の方に戻っていきます。
この黄色矢印が・・・

この位置ぐらいに来ると

「カチッ!!」

と音がします。
赤矢印の方向に向かうときはゆっくりですが、黄色矢印の方へ戻るときは早いので行きすぎないようにユックリと回します。
この「カチッ」と音が鳴った瞬間、コマを回すのはストップです!!
その位置がスタートラインになります。

コマが回らないように指で押さえながら黄色矢印のイモネジを緩めます。
その後、平らになってる面を赤線のように向かい側の壁と平行になるようにソッとコマを空回り(軸は動かさない)させてイモネジを締めて固定します。
ちなみに裏側のギア部分を親指で回しても同じですが、その場合はモビロンバンドがずれて外れる事が多かったのでワタクシは上部のコマを直接回す方法にしました。
但し、コマを回すときは極力、机の上に置いて本体が斜めにならないようにしてから作業する方が良いと感じました。
手で持ち上げた状態で斜めにしてコマを回すとバンドが外れました・・・
その後、もう一度・・・

この行程を行って「カチッ」と音が鳴ったときにコマの平らの面が真正面を向いてるか確認します。
ずれてるときは微調整して再チェックを繰り返します。
それが終われば

この状態にして動作チェックです。

動作チェック

ワタクシの環境です。

AV化したファミコン本体をRCA→HDMI変換

HDMI変換→AVアンプ

AVアンプ→HDMIセレクター→モニター
って感じの複雑接続です!!
PC使用時にデュアルモニターで使用したりシングルモニターで使用しつつFirestickTVを視聴したり(ブラウザでは5.1chが再生できない)色々と同時にできる為です・・・
もう一つHDMIセレクターを購入して

ファミコン→HDMI変換→HDMIセレクター→モニター&AVアンプ

と、したいところです・・・

で・・・

この2つのゲーム+謎の村雨城でチェックです。
黄色ディスクと青ディスクは青ディスクの方がデータ保持能力?エラー回避?が起きにくい?と何かで見た記憶が・・・
はっきりとは調べていませんが、その場合は黄色ディスクで確認した方が良いですね。

チェック開始・・・
ドキドキ・・・

キター!!

━(゚∀゚)━!

と・・・思いきや・・・

B面に交換するとエラーが・・・
ちなみに「謎の村雨城」は正常にプレイできました・・・

って事で再調整でし・・・

再調整

若干ですが右側にズレてます・・・
これを元に真正面に向けて固定したのですが・・・

同じエラーが出た次第です・・・

しかし、ロードエラーが出るのが「悪魔城ドラキュラ」のみ・・・
ディスク自体が原因か?
とも思いましたが、違うディスクシステムでは正常動作・・・
って事は、このディスクシステムに問題が有るとの判断。
このようなトラブルシューティングの時に複数機を所持してれば問題点を炙り出せますね!!

これが正解だったかは不明ですが、恐らくディスク読み取り部分だと想定して、そこを無水エタノールで掃除しました。
実際、黒ずんで汚れてました・・・
それが原因でロードエラーになってた可能性が高いです!!

無事に読み込み成功!!

何度か試しましたが問題なくロードしてました!!

って事で、次回からは読み込みパーツ箇所の掃除も行って検証していきます!!

お次は、一番始めに躓いたバッテリーエラー(この原因を解決するために何個もディスクシステムと本体を購入・・・)の検証を行います!!

古い機械のため、何が原因か追求するために複数個の本機が無いと検証できないので、ワタクシ自身が楽しむためには必要な出費ですが・・・
買いすぎて邪魔・・・

実験と検証が終われば売るかね~

ではでは・・・

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