超音波洗浄機。
一般的な使用方法として思いつくのは「メガネ洗浄」「入れ歯洗浄」ですね。
その他、色々な物を洗浄するための道具です。
超音波で水に振動を与えて、その振動で発生した気泡をぶつけて気泡が割れる衝撃や、その気泡で汚れを除去する道具です。
キャビテーションと言われる現象を利用して、そのキャビテーション(気泡)が潰れる勢いを利用する洗浄方法です。
キャビテーションって聞くと、ブレーキフルードのベーパーロック現象やショックアブソーバーのオイルでの現象を思い浮かべてしまいます。
気泡と言うことでは同じですかね?
今の流行りで言うと「マイクロバブル」が近いかもしれませんね。
これも、細かい気泡を作って汚れを落とす方法です。
上でも書きましたが、一般的には貴金属の洗浄やメガネ・時計などで使用することが多いと思います。
これをガンプラの塗装前の洗浄に使用する訳です。
塗装には削りかすや油分が大敵ですね。
埃もそうですが、まずはパーツを綺麗にして塗装の乗りを良くしてあげるのが目的です。
ガンプラ以外でも、髭剃りの洗浄やメガネの洗浄にも使えるので、1台あれば応用が効きやすい便利道具です。
そんな超音波洗浄機を初めて使ってみました。
反省点も含めての記事です。
超音波洗浄機について
専門家では無いので受け売りですが、超音波は周波数で性能を表します。
洗浄したい物によって周波数のチョイスが必要ですが、家庭用で販売されている商品であれば、そこまで気にする必要は無いかと思います。
工場などで使用する場合は別ですが・・・。
ちなみに周波数が低いと気泡が大きくなり(衝撃が強い)高くなると小さく(衝撃が弱い)なります。
対象が大きな物で精密な商品でない場合は、低い周波数を。
対象が小さい物で精密なパーツが多い場合は、高い周波数の超音波洗浄機が必要になります。
しかし、家庭用で考えると周波数別に分けて洗浄するなんて事はしないですよね?
普通に販売されている商品であれば気にする必要は無いかと思います。
ちなみに、ワタクシが購入したサンワサプライの品番「200-CD068」の周波数は「35,000Hz(35kHz)」です。
メガネの洗浄などには40kHzぐらいが良いとされているみたいなので、若干、気泡が大きくて衝撃が強いと言うことになりますね。
気泡が大きくて洗浄力が強い分、小さい隙間には入りにくいと言うことです。
まぁ、目視は無理なので「そうなんだろうな〜」って想像ですけどね〜。
数字が大きければ大きいほど高性能!!では無いので注意して下さいね。
そんな超音波洗浄機を使って、初めてガンプラの洗浄をしてみました!!
メガネ屋さんでメガネの洗浄をしてもらったことはありますが、自分で使うのはこれが初めてです。
その商品紹介と作業風景です。
超音波洗浄機の開封
届いた段ボールを開けると化粧箱が入ってると思いきや、いきなり商品が出てきました〜。
ワタクシが購入した商品は「2.5Lタイプ」です。大きいタイプなので、あまり一般的では無いので化粧箱が用意されていないのかもしれませんね。
内容物はシンプル
本体とカゴ、電源コードのみです。
2.5Lタイプなので大きいです。
容量が大きい方が、大きなパーツを入れることが出来るはず!!って事で選びました。
大容量の超音波洗浄機を探すと、この商品に行き着いた訳です。
サイドには持ち手があり、本体右側に電源スイッチとコネクターがあります。
このコネクターですが
電源コードの厚みスレスレなので、入らね〜って戸惑ってしまいましたね〜。
真上からです。
フタを開けるとこんな感じです。
シンプルな表面のみの取説です。
取り立てて紹介する本体では無いですが・・・。
では使っていきます。
水を投入
500mlのペットボトルを使って入れました。
3回(1.5L)入れた状態です。
MAXには程遠いです。
購入してから約1ヶ月放置していたので、どれくらいの容量の商品を購入してのか忘れていたので、どんなけ入るねん!!って一人呟いてました・・・。
ガンプラパーツ投入です。
投入したのはこちら
バルバトス用の滑空砲のみです。
動作実験を兼ねてるのと、初めての洗浄からの塗装なので、とりあえずこのパーツだけで実験しようと思った次第です。
塗装に慣れてくれば一気に投入して洗浄する予定です!!
ぷかぷかと浮いております・・・。
考えてみれば当然ですね。
中は空洞ですしプラパーツです。
この状態では片面しか洗浄できません。
後で動画を上げてますが、とりあえずこの状態で洗浄してみましたが、その動画の後に洗浄をやり直しました。
沈めるための道具が思い当たらなかったので
2回目は、カゴの隙間にパーツを差し込んで固定しました。
準備不足の失敗ですね〜。
大量のパーツを洗浄しようとしなくてよかった・・・。
洗浄スタート
あとはスイッチオンにするだけですね。
これと言って何も無いですが・・・。
パーツを沈ませる為に何か必要。
これが注意点ですね。
洗浄機の使い方も兼ねての動画です。
動画でテロップを入れてますが、温水洗浄は時間がかかるので行わずに、洗剤洗浄モードで行いました。
この動画の後にはパーツを固定して洗浄をやり直してる訳ですが・・・。
その結果です。
が、
水を拭き取るためにキッチンペーパーで拭いてるので、洗浄機の効果なのか分かりにくいですかね〜。
一枚目が洗浄前で、二枚目が洗浄後です。
グリップはパーツが小さかったので洗浄する際は取り付けしました。
ヤスリの傷跡の隙間に入ってる削りカスが無くなってる気がきます。
ホワイトバランスと言うか色温度と言うかが違うので、何とも言えないですが、めっちゃ綺麗になってる気がします。
ちなみに
キムワイプくんは高級品なので、トップバリューのキッチンペーパーを使って拭き取りました。
この状態で放置して、サフを吹いていきたいと思います。
洗浄後の水
洗浄後の水にカスが浮いてるか確認しましたが、確かに浮いてました!!
画像では分かりにくいですが、細かいカスが浮いてます。
いや、画像ではわかんないですね・・・
まぁ、一応アップしておきます。
髭剃りも洗って見たので興味のある方はどうぞ
ではでは・・・
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