以前、Kreg ポケットホールジグの紹介をしました。
この商品と「ゼットソー ソーガイドセット」を使用して、セリアで購入した小物入れの棚を作ろうと思います。
使用する材木は、SPF 1X4材です。
棚の設計をする
設計と言っても、ただ切った1X4材に、脚として短く切った1X4材を繋げるだけの、超簡単な棚です。
セリアで購入した小物入れ「バックルBOX」
横幅117㎜・奥行き176㎜・高さ115㎜
小さめなので、かなりしっかりしています。重たい物を入れても積んでも、ケース自体がたわむ事がありません。
また、フタもロックできるタイプでオススメです。
しかし、上に積んでいくと下のBOXが取りにくいので、これの棚を作ります。
横方向に5個並べて置けるようにします。
これと、もう一つのセリアで購入した小物入れ。
これを横に3つ並べる事を可能にする長さです。
材木の長さは、小物入れの横幅「117 X 5」ですが、それだとマチが無さすぎて失敗しますね。その為、「120 X 5」の「600㎜」と、します。
高さ(脚)に関しても「115㎜」きっちりにすると、取り出せません。ここは取りやすさを考えて「15㎜プラス」の「130㎜」とします。
では、この長さで木材をカット・・・すると、失敗します。
昔は何も考えずに、実寸だけを計測して作って失敗してました。
材木の厚みを考えよう!!
当たり前ですが、案外、DIY初心者が陥りやすいミスかなと・・・。
1X4材は、厚みが19㎜です。
脚を棚板の横に付けるのか、下に付けるのかで、どちらに19㎜を足すのかが変わりますね。
一応、上に積んでいく棚ということで、重さに耐えれるように、棚の下側に脚を付けます。
その為、「600㎜」の棚板に「19㎜ x 2(左右の脚)」の38㎜をプラスして「全長638㎜」の棚板とします。
これで内側の横スペースが「約600㎜」になりますね。
棚板の下に足をつけるので、脚の長さは「130㎜」のままです。
638㎜ x 1
130㎜ x 2
これが1セットの超簡単、棚作りです。
材木カット
お手軽にするのであれば、ホームセンターで材木を購入して、その場でカットしてもらうのも一つの方法です。
カット代は必要ですが、作業時間が大幅に短縮されます。
が、
あまり過度に信頼すると、痛い目をみます。
ワタクシも一度、依頼したことがあるのですが、確かに早いです。
電動丸鋸でカットするので。
しかし、カットの際に注意されますが、数㎜単位の誤差が発生します。それを了承の上でのカットだったのですが・・・。
この「数㎜の誤差」が、どういった誤差なのかを考えていませんでした。
「数㎜ぐらい」自分でカットしても誤差は出ます。
今回の例でいくと、全長130㎜で材木を6本カット
これが
「全長132㎜が6本」出来上がった。
これだと、全て同じ長さでの2㎜の誤差なのでOKです。
さらに言えば、長い方向での誤差だと再調整が可能です。
2本は128㎜・1本が129㎜・1本が130㎜・2本が131㎜
なんて具合で、誤差の範囲がバラバラだったのです。
しかも、短い方向への誤差も有り。
せめて長い方向への誤差にして欲しかった・・・。
こんな経験があった為に、面倒でも自分でカットすることにしています。
そこで、便利な道具
ゼットソー ソーガイドセット
これです。
メーカーホームページはこちら。
かなり便利です。
少し重量がありますが、安定感を考えたら必要な重さなのかもです。
では、カットです。
ソーガイドをセットしてカットです。
ちなみに、作業場はワタクシの部屋のクローゼットです。
ゴミ袋の中にダンボールをセットして、木屑が中に入るようにします。
簡易作業台にもなります。
ちなみに、クローゼット内は無風なので、自分が息を吹きかけたり、大きく動いたりしない限り、木屑が舞い散ることはあまり無いです。
足を切るときのアップ写真です。
余った材木を使用しているので、穴が空いてます・・・。
一本切った物を当てがって、線を引きます。
右側の線がそれです。
ソーガイドのガイドプレートを入れて、ノコギリの通り道を確認します。
この時、線の真上にガイドプレートを持ってこないようにしましょう。
ノコギリの厚み分が削られるので、材木が短くなってしまいます。
ちょっとわかり難いですが、手前側の材木の長さを確保するので、ガイドプレートの内側に、ギリギリ線が見えるようにします。
これで線の外側に、ノコギリの刃が通ります。
これを逆に、外側のプレートから線を見えるようにセットすると、線の内側をノコギリの刃が通ってしまうので、短くなってしまいます。
注意しましょう。
しっかりと固定して切っていきます。
綺麗な断面でカットできました。
木屑がかなり残っています。
これを舞い散らせないように、下のダンボールに落とします。
便利なのがコピー用紙
こんな感じで、削ぎ落とすように優しく落としていきます。
これを繰り返してできた足です。
完璧に同じ長さではないですが、ほぼ同じ長さになりました。
これを棚板に取り付けます。
ポケットホールを使って固定
簡単にするのであれば、棚板の上から足に向かってコーススレッドを打ち込むだけでいいです。
ですが、これを何個か重ねていくので、ビスの頭でガタつくのも嫌ですし、せっかく持っている「ポケットホール」を使いたいじゃないですか!!
この画像は足の画像ではありませんが、使い方は一緒ですね。
開いた穴の感じです。
今回は、専用ビスではなくて、普通のコーススレッド32㎜を使用します。
こんな感じです。
これを棚板に接続します。
これを左右にすれば出来上がりの超簡単な棚です。
棚というか、板切れ?
そんなんでいいのです。
ちょうどサイズがいいので。
ちなみに「バックルBOX」の裏側の4隅に脚があります。
これが
こんな感じで1×4材の幅にうまい具合にハマって、ズレにくくなるのです。
なので、この一本で十分に棚として機能するのです。
完成
こんな感じで3段にして使っています。
ではでは
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